会報第17号

もくじ
〜 第5回「九州販売士交流会」に参加 〜
 〜 レンタルバスをチャーターして開催地島原へ 〜
 = 参加者の感想 =
〜 新年初の集い“新春懇談会”を開催 〜
〜 今年1年を振り返って 〜
〜 投稿記事 〜 ◇役員&会員◇
  閑話『温故知新なる教訓』 
  モバイルマーケティング 
  現在の食生活に思う 
  気になるKEYWORD 
〜 事務局便り 〜



〜 第5回「九州販売士交流会」に参加 〜
〜 レンタルバスをチャーターして開催地島原へ 〜
副会長
石原 義曠
=第5回九州販売士交流会概要=

日 時 平成20年2月16日(土)14:00〜17:30
場 所 島原商工会議所 3F大ホール
参加者 日本・島原・長崎・福岡の4協会から40名(うち福岡18名)


=次第(敬称略)=

 1:挨拶(14:00〜14:30)

(1)主催者代表挨拶
島原販売士協会会長 林 一弘



(2)来賓挨拶
 日本商工会議所事業部長 兼
 日本販売士協会 専務理事 小野 明




(3)各地区協会代表挨拶
福岡販売士協会会長 栗川 久明
長崎販売士協会会長 冨永 廣道

 2:講演会(14:30〜16:00)

演題 「九州の地震と火山」
講師 九州大学大学院理学研究院付属
地震火山観測研究センター長 教授 清水 洋

 3:懇親会(16:00〜17:30)


 第5回を迎えた今年度の九州販売士交流会が昨秋アジアで初めて「火山都市国際会議」が開かれ話題にもなった島原市で開催され、私たち福岡販売士協会からは総勢18名が参加し他協会の方々との交流を深めてきました。
 雲仙・普賢岳が約200年ぶりに噴火しての大災害から17年、惨事を克服し復興を遂げた今の姿を講演会などで紹介をうけ、翌日には私たち自身の足で復興後に建設された災害記念館等の諸施設や住宅地、商店街をはじめ島原城など藩政時代から続く伝統的な古い街並みや町家を見て廻ってきましたが、この地域がおかれている状況が肌で感じられよい勉強の機会になりました。
このような機会が持てたのも今回初めて試みた一泊二日でのバスをチャーターしての参加が可能になったためで、時間もたっぷりと共有できお互いの親睦をより深めることができたように思います。道中は企画委員長の渡辺さんと副委員長の岡野さんが世話役や道案内をしてくれましたし、バスの運転は大型二種免許を持つ事務局長の泉さんが引き受けてくれ、和やかで快適な旅を味わうことができました。
そして、交流会後の夜には郷土料理店で名物の具雑煮だけで酒を酌み交わし、ビジネスホテルの一室にそれぞれが3名づつ同室で寝起きを共にするという、参加会費1万5千円での質素ながらすばらしく充実した想い出に残る会になったような気がしました。以下は当日の“交流会”の模様です。

【 挨 拶 】
定刻の午後2時、島原販売士協会副会長の芥さんの司会で始まり。
 はじめに、主催者を代表して同協会会長の林さんから、島原にようこそ!との歓迎の挨拶とあわせ、恒例に従えば昨年11月の開催であったのが「火山都市国際会議」の時期と重なったため手が廻らず、越年して今日の開催になったことへの断りと普賢岳災害に関する話を含めて講演会の紹介がありました。
 また、来賓挨拶では日本商工会議所事業部長で日本販売士協会の専務理事も兼務しておられる小野さんから配布資料をもとに、販売士アカデミーの開講や販売士表彰制度の実施要領などをはじめ最近時の日本販売士協会としての活動概要とか今後の予定事業の紹介と併せて、日本商工会議所が現在注力している人材育成に関する状況について紹介がありました。
 更に、地区協会の代表者挨拶では福岡の会長である栗川さんから本会準備にご尽力いただいた島原協会への謝辞に加え、今回はじめてバスをチャーターして参加させてもらっていることや福岡の現況について発足当初より会員減となっているものの諸会合への参加者が増加傾向にあることなど活動概況の紹介があり、今後とも3協会での連携を深め更なる活性化を図っていきたいとの挨拶がありました。
 そして、長崎の会長の冨永さんからは26・7年前に当時大学教授であった故石嶺先生が島原と長崎で交互に夜間講座を開きながら九州で初の協会を立ち上げられたのが島原の協会で、ほぼ時期を同じくして長崎が発足したとの想い出が紹介され、これからも3協会が広い視野で力を合わせ発展していきましょうと挨拶されました。また、最後に交流会の開催頻度について今後はお互いに財政的にも厳しいことから2年に1回開催することで3協会長間で合意したことも付言されました。
【 講演会 】
 今回の講演は「九州の地震と火山」と題して、昨秋の“火山都市国際会議島原大会実行委員会副委員長”を務められた九州大学大学院教授で地震火山観測研究センター長の清水 洋先生から「火山や地震の現状を正確に知ってもらうことが減災につながる」とのお話を聴かせてもらいましたが、私にとっては驚くことばかりでした。
 3年前、福岡県西方沖地震で身をもってその恐怖を体験しましたが、あまりにも地震に関して無知であったことを改めて今回の講演で思い知らされた気がしました。
 講演の要旨を私なりの感想を含めて後述しましたのでご参照下さい。

【 懇親会 】
 懇親パーティは島原商工会議所事務局長の吉田さんの挨拶と乾杯の音頭で全員が元気良くグラスを掲げ「かんぱ〜い!」と発声し和やかな雰囲気のなかでスタートしました。最初のうちこそ、それぞれのテーブルに各協会毎の会員が集まって杯を酌み交わしていましたが時が経つにつれ交流がすすみ、お互いがテーブルを移動しながら相手を見つけては話しかけ名刺交換や互いの協会の活動状況とか仕事や趣味の話で盛り上がっていました。
 また、歓談の半ばでは参加者全員がマイクの前に立って自己紹介をする時間が設けられていたり、余興の輪投げゲームに興じる場があったりで会場内は掛け声や笑い声の絶えない楽しい雰囲気につつまれていました。それに、来賓の日本商工会議所の小野さんをはじめ参加者全員が一人として中途退席されずに最後まで席を共にされたことも今回の場を楽しくし活気あるものにしたように思います。ついでながら、私たち福岡が差し入れた“サーティワン・アイスクリーム”も酒宴の仕上げに一役買って大変好評でした。
 こうして盛会裡にすすんだ懇親会の締めは、当協会の栗川会長が威勢良く万歳三唱の音頭をとって予定の午後5時半に散会となりました。

<講演の要旨>

1.地震発生のしくみと地震の種類
 「地震」というのは断層で起きるものだということと併せ「本震」というのは、この部分の断層から運動が始まったという意味であり、よく誤解されるように一番強い震度部分を指すのではないとの話があった。因みに平成17年3月20日に起きた福岡県西方沖地震は長さ25Kmの博多湾にある断層が左横ずれ運動をしたことによって発生したものであることを地殻変動モデルや震央分布図などをもとに解説をうけた。
 また、この地震によって志賀島は西に40cm動いたことや影響のあった地域の平均では約70cmも地震の前後では位置が変動(永久変位)したという考えてもみなかった事実を知らされ驚いた。
 更に、九州はフィリピン海プレートの西進(年5〜6cm)と沖縄トラフによる海底の拡大により東西に縮み南北に伸びる場にあり、永い年月をかけて歪みが蓄積し陸地面積が広くなってきているとのことで、このような現象は日本ではあと伊豆七島ぐらいしかなく日本全体では国土が狭くなりつつあるのだという。(今のうちに、九州の土地を買っておくと将来お得かも?)。
 それでは、地震は何故起きるのか? このことについては、まず「プレート・テクトニクス」という地球表層部と内部を合成したような絵が示され、プレート(地殻+マントルのごく一部)というのは、常に年平均で15pぐらい動き続けているものであり、その結果休むことなく地殻変動が起きているのだそうだ。例えば、山脈というのはプレートの沈み込みによって上に押し出されたものと聞かされた。
 地震は大きく「内陸直下型」と「海溝型」に分類されるが、まず内陸直下型地震(断層図面が示され)のタイプとして関東などの場合は“逆断層”といって左右の断層が中央へと圧縮の力が働く一方で、上下には外へと引き離す力が加わって高い山が出来るのに対し、九州の別府〜島原地溝帯の地震に多くみられるような“正断層”では左右に引き離す力が働き上下には圧縮する力が加わるのであまり高い山にはならないとのこと。また、内陸型地震は火山地帯(温泉地)に多いことと火山地帯とは別に活断層地(西日本に多い)で起きる。
 一方、プレート境界で発生する海溝型地震(プレートの境界で歪が蓄積される様子の図面が示され)においては、時の経過によって歪が蓄積し耐え切れなくなったプレートが“ドン!“と戻って地震になるのだという。
 GPS観測によって検出された日本周辺のプレートとその動きからすると、太平洋プレートは年に15p、フィリピン海プレートは年5〜6cm変動している。このことからすると、東北地震は20〜30年のうちに確実にくると考えられ、東海地震に到っては何時起きても不思議ではないとされている。
また、東海地震やスマトラ島沖地震などの海溝型地震は津波を伴うことが多いのも特徴。

2.福岡・長崎両県で今後想定される地震
 福岡県西方沖地震は、警固断層の延長上にある博多湾の海底断層がずれたことで起きたものだが、この警固断層は昭和50年代の地下鉄工事で見つかったもので博多湾から大宰府市までの50Kmに及ぶ大規模な断層であるため、ひとたび動けばマグニチュード7クラスの大規模なものになると予想される。しかし、確率的には8000年に1回程度と頻度は極めて少ないと考えられている。
ただ、3年前に起きた西方沖地震は警固断層のうちの約半分(25Km)であったので残りの後半分にあたる福岡市の中心部から大宰府に到る部分の発生確率は今後30年間で数%程度の可能性があると考えられているので備えを怠らないことが大事だとも聞かされた。
 一方の雲仙・普賢岳については、約200年ぶりに噴火してから17年。同じ内陸型地震でも福岡のような活断層地は一般に発生頻度は少ではあっても、規模が大であるのに対し、こちらは火山地帯であるため多発はするが地震規模は総じて断層地に比し小とされる。ただし、火山排出物による被害が伴うため警戒を要する。
例えば、熊本の阿蘇山が数千年に1回といわれる大噴火をしたとすると九州全域に被害がおよぶ。歴史上この大噴火により焼けた木が佐賀県で見つかっているという。
 普賢岳の場合は、3年を経た今火口ガスの温度も噴火直後の700℃から200℃まで低下し沈静化しているものの、またマグマが溜まってきているので何時の日か噴火すると考えられる。

3.雲仙火山と火山都市国際会議
 昨年11月にアジアで初めて開催された「火山都市国際会議島原大会」の模様をスクリーンの画像を見せていただきながら解説をうけた。
この会議は、巨大噴火に対して国境を越えた備えが必要であるとの認識から、これまで1998年のイタリアのローマを皮切りに2年おきにニュージーランドのオークランド、米国ハワイのヒロ、エクアドルのキトと4回開催されており、今回の島原大会には30を超える国と地域から参加者が集まり、雲仙・普賢岳噴火で甚大な被害を被ったにも拘らず、住民と行政が一体となって復興活動を行ったことなどが紹介され、高い評価を得られた様子をうかがい知ることができた。


=参加者の感想(敬称略、五十音順)=

 顧問 石原 敏  〜 九州販売士交流会参加報告 〜  

 一昨年の交流会で次は島原開催となったとき、はて、どういう企画で魅力的運営をなされるのだろうか?という疑問がまず頭に浮かんだのですが、ともかく島原の会長さんには、参加しますよという御約束をその場でしてしまったのです。企画も固まり福岡組のスケジュールが送られてきてその内容を見ましたら、講演会が「九州の地震と火山」講師もまさに最適、と判ってからは安堵と期待に変わり当日を待ち焦がれていました。
 いよいよ開会を迎え、その地震や火山の学術的研究に基づく講演となりましたが、「時間が無いので省略します、飛ばします、次に進みます」という先生の言葉に惜しい、無念、時間を延ばしてくれ ! という内なる願いで欲求不満の蓄積でしたが、無情にも地球は回ってしまいました。機会があればもっと聞きたい知りたいことばかりでありました。
 雲仙島原には何回も行ったことがあるので遠出をするという感覚はありません。皆さんもそうかも知れませんが、ご披露しておきたいことが一つあります。島原には宝酒造株式会社の島原工場があります。いわゆる甲種、連続式蒸留による焼酎工場で、私は職業上見学も致しましたが、当時面白いことに余熱を利用した温水槽の中でうなぎの稚魚を養殖しているのを見せられ、省エネ副業の初期であったことを思い出しております。「風が吹けば桶屋が儲かる」の実証でしょうか、うなぎを増殖してカバヤキを盛んにすればタレに使うミリンが売れます。ミリンは宝酒造の三本柱の一つです。
 さてパーティが終わって福岡組は夜の腹ごしらえに行くことになり、島原城の近くの具雑煮屋へ出掛けました。二階の広間に招じられるとき、厨房の側を通るので何時もの癖で中を覗き酒の類を見回します。雑煮が出て飲み物は?となりましたので、早速、松竹梅の熱燗をオーダーとなります、松竹梅も宝酒造の製品です。テーブルの奥の方に坐った方は私同様皆酒好きで徳利が直ぐに空になります。ほんとに何処かへ酒がこぼれてしまうようです。雑煮は具が沢山入っているので肴は注文しなくても充分です。
 程ほどに終了して表に出ると、島原城がライトアップされて磨き大理石みたいに輝いています。昼は墨絵の白と黒なのになあ、明日はお城見学だよなあと思いながらふと見ると三崎氏が携帯電話中、皆とはぐれてはいけないと近寄りましたが、彼曰くボウリング場は何処にあるかと、判らないので2人で手分けして通行人に尋ねるとアーケード街の横にあるらしい。彼の行く先はペガサスというスナックだとのこと。先ずボーリング場、次いで店も発見。だがこのとき具雑煮屋を先に出ていた諸氏とははぐれてしまっていました。彼は店に入りSO氏の紹介だがと、妙齢のクミというチー・ママに問いかけ、間違いないことを確かめます。具雑煮屋には無かった黒霧島がここの棚にはズラリと並んでいます。何故か嬉しく安心出来ます。弁天様のお出まし、チズさんママもご出勤になる、やがて彼の中学時代の友人だという人品骨格卑しからぬSO氏も現れる、さすがPナイロン社の役員さんであられたというだけあって大した人物、店のサービスもよろしく、昔話や思わぬ共通体験のご縁もある等、果ては歌が出るダンスも入るの大盛会、遂にお開きはカンバン間近となり、2人とも元気良く歩いてホテル千鳥へ帰着となりました。
 「千鳥足ではありません !」
 福岡組の参加大成功のベースはバスレンタル発案による日程編成、企画ご担当や事務局、特に二日にわたる運転のご苦労には幾重にもお礼申し上げます、が、しかし、ただ言葉だけでは相済まぬ気がしております。
                   以上

 事務局長 泉 亨 〜 九州販売士交流会の感想 〜 

 長崎県・島原の地で、第五回九州販売士交流会が開催されることになって、先ず考えたことは経費が安く、しかも利便性は高く、そして何よりも安全優先で一泊二日の日程を終わらせることでした。とかく大勢で旅行をすると時間の面で気苦労させられるのが幹事の役目となるのが相場です。また、経費面でも公共交通機関利用では、道中、現地での移動など費用が嵩みます。そこで、費用面ではレンタカー、便利さの面でもレンタカーが一番 ! 安全面は私の運転技術如何に掛かっていると判断し、過去に三菱ローザーや日産シビリアンと云った中型バスの運転経験が何度もあることを考慮した上で車のレンタルを交通手段としました。宿泊先は事前に島原の下見を行い、会場のすぐ近くで価格的にも安いビジネス・ホテルを予約しました。
 万全の体制をとったつもりでしたが、バスの助手席側バックミラーが故障していた事、出発時の燃料が満タンになっていなかった事など、私の初歩的なミスのため若干の問題(特に経費面で)はありましたが、無事当初の目的どおり福岡に帰着した時は、思わずヤッタゼー ! と叫びたくなり、スーッと肩の荷が下りたような気持ちになりました。(レンタカーを返脚した後のお酒の味は格別でした ! )
 講演会では”火山と地震”のお話を興味深く拝聴し、8000年に一度発生する可能性が高い大地震の話に、悠久たる時の流れの中に浮き沈みする人の命の儚さを思い、壮大なる地球の活動と浮世の中での小さな小さな人間の営みを想って、暫し、茫然とさせられました。
 懇親会では、日頃お会い出来ない他県の販売士の方々と親しくお話をしながら楽しい一時を過ごしましたが、持参した名刺がほとんど減らなかったことは、ちょっぴり残念でした。翌日の島原観光も普賢岳の泥流に埋もれた保存家屋の状況や、山の中腹から海岸近くまでの荒涼とした震災の傷跡を眺め、当時の島原の人達がどんな思いで時を過ごしたのかと感慨を覚えました。
 参加された方の中から、早くも次の企画の具体的な提案を受けるなど、今回の行動は好評だったのだと思えたことは、何よりも嬉しかったですね。参加された方々のご協力で成功裡に終わったこと、本当に感謝いたします。

 顧問 大原 盡  〜 交流会で学んだこと 〜 

1 はじめに
  今回、九州販売士交流会に参加し、貴重な2日間をご体験の方々には、さぞご満足されたことでしょう。私の満足はどんなものかについて述べてみたいと思います。
2 最低費用で最大効果を図られた関係者各位のご尽力に感謝しております。島原行の交通費節約にレンタカーを使用し(泉氏運転)、一泊二日の宿の手配、あるいは観光地視察をご多忙中事前調査され、便利な移動で方々見学することが出来ました。
 昼食も参加会費から賄われ助かりました。往きの車中ではおもてなしの清酒・肴が用意され大変嬉しく思いました。
3 普賢岳噴火・地震の講演
 九州大学地震火山観測研究センター長の清水 洋博士の記念講演は福岡市西方沖地震にも及び、30年以内にM7,5級地震発生が考えられるとの事、警固断層で地震発生時、天神地区の壊滅的被害に我々販売士が微力ながら執るべき行動が課題だと云えます。
4 島原販売士協会のおもてなし
 島原販売士協会の皆さんの手作りメニューの料理で心の籠ったおもてなしを受けました。島原名産「そうめん」「お醤油」等、お土産は心がシ-ンと伝わり感動しました。「物」から「心の時代」に「おもてなし」をここで実践された島原販売士協会の方々の伝統の島原魂に敬服しました。賑やかな盛会でありました。
5 有能な若い人を育てる気風
 長崎販売士協会の方から有能な若い人を紹介され、我々の任務は人財育成と再認識。人を育てるには卵が雛に孵る時、内側から雛がコツコツと殻を打ち破る時、外側からも親鳥がコツコツと殻を敲くように双方の強力が必要になります。これこそ、交流会の成果が期待される事例になれば幸いと思います。
6 耐え忍んだ濱村氏を讃えよう
 昼食を終え、帰途についてまもなく濱村氏が胃痛を訴え、車中で応急の処置がとれず、激痛の苦しみを良く我慢され車内を汚さず、無事に福岡に帰り着かれたことは、濱村氏の教養の豊かさから、皆を不愉快にさせぬ心遣いで、激痛でも頑張り抜いた態度は敬服に値します。
7 マグマ秘める普賢岳の溶岩
 2日目は市内観光で島原城・西望館を見、前日記念講演の災害地で溶岩で家屋倒壊の現場を見学、自然の猛威を感じ、地下に蠢動する火山の元、マグマのエネルギーに着目、人体に好影響を及ぼすのではないかと、持ち帰り実験中です。手をその上に距離をおいて翳すと、暖かさが感じられます。溶岩から遠赤外線が出ているのでしょう。枕の下に置くと就寝時熟睡が出来、朝の目覚めが快適になります。
8 まとめ
 今回の島原行きはお陰さまで役員の方々のご熱心なおもてなし精神が発揮されました。今後、この「おもてなし」の心で相手の心を開き素晴らしい人間関係構築に役立て、心を一つに集中、力を合わせ、有益な協会の発展に貢献しようではありませんか、普賢岳溶岩は島原を思い起こし、マグマは情熱化し、日々好日になりそうです。

 理事 岡野 卓也  〜 九州販売士交流会に参加して 〜 

 私は、今回の島原九州販売士交流会で3回目の参加となります。福岡、長崎、島原の各協会員の交流の場として、毎回楽しみに参加しております。今回は特に初めての島原協会主催という事で、少ない会員による会場準備等大変なご苦労であったと思います。
 又、講演の内容も雲仙普賢岳の噴火経験をテーマにしたもので、大変興味深い内容でした。私も島原には何回か訪問しておりますが、特に印象強い体験もありました。災害直後に、当時の長崎のサーティワンのオーナーと協議して、被災者にアイスクリームを届けようという事になりました。夏場の暑い日に、被災者住宅各家にそれぞれ人数分届けるのですが、事前の状況調査不足で、大変困った体験です。救援物資は全国から届くのですが、当社の商品は冷凍庫がなければ溶けてしまうという、保管に難しい商品であり、島原市の対応としては、持込んだ方が直接被災市民に届けてもらいたいという事でした。1000個近いアイスクリームをどのように届けるかという問題が発生しましたが、最終的には人海戦術で配るしかなく、ボランティアの方がたにも協力頂き配り終えました。配った先も昼間は、留守番の方しかいらっしゃらない為、家族分手渡しましたが、貰った方も保管にこまり、溶かしてしまうケースもあったようでした。義援金ならぬ義援アイスは、配る方も、貰った方も大変なプレゼントとなってしまった体験でした。又、当時の鐘ヶ江市長から感謝状を頂戴した事もうれしい経験でした。当時の状況から現在の復興状況を比較して、大変ご苦労された事が思い出された旅行でした。
 又、講演後の懇親会についても、宴会料理に郷土の特産を盛り込む等、非常に楽しい演出であったと思います。次回の福岡での開催に参考となる演出と思いました。ゲームも手作り感のある、楽しいゲームでした。
 1泊2日の短い旅行でしたが、泉さんの運転で、参加者みんなゆっくり目的地まで行けて本当に楽しい旅でした。泉さんには大変ご苦労さまでした。
 次回の福岡大会は、参加者全員が楽しめる企画を考えたいと思います。会員の方が積極的に参加する事で、行事は盛り上がります。会員皆さんで、販売士協会を盛り上げましょう。

 窪田 靖生  〜 販売士交流会に出席して 〜 

 第5回「九州販売士交流会」が、島原販売士協会主催、長崎販売士協会共催、日本販売士協会から小野専務理事のご出席を得て、2月16日(土)14:00〜島原商工会議所3階大ホールで行われました。福岡販売士協会からは栗川会長以下18名が参加しました。
 交流会の議題は講演会で九州大学大学院理学研究院付属地震火山観測研究センター長の清水洋先生の「九州の地震と火山」でした。
 演題1.「地震発生のしくみと地震の種類」については、2005年3月20日に発生した福岡県西方沖地震を例に詳細な説明がありました。火山国日本では、地震がいつどこで起きても不思議ではない状態であることがよく分かりました。科学者の絶え間ない研究にも拘わらず、地震はまだ完全には、予知できない領域であり、私たちにできることは、いつ起きてもいいように備えをしっかりしておくことだと改めて感じました。
 演題2.「火山および噴火の種類と九州の火山」では、1990年〜1995年の雲仙普賢岳の噴火及び大火砕流について、生々しい映像をもとに、詳しく分かりやすい解説がありました。火山活動については、火山性微動などで、ある程度予知可能な状態にあり、人的被害をなくすことができるようになったとのことです。
 講演会終了後、恒例の交流会が催されました。島原、長崎の参加者と同程度の福岡から大挙した参加者にビックリされたのではないかと思います。その大挙訪問者を歓迎すべく、各種の催し物を企画・実施していただき、その楽しさに興趣が盛り上がりました。少人数でありながら絶大な歓迎に、また、その努力におおいに感激しました。島原・長崎の販売士協会の方々のサービス精神に、改めてお礼を申しあげます。ありがとうございました。
 翌日は、普賢岳大噴火の爪跡観察とも言える視察を体験することにより、島原市があの大災害から力強く復興している姿を色んな施設で学ぶことができました。平成新山ができるほどの大噴火が起きたこと、その凄まじさを映像、その爪跡、砂に埋もれた民家などで観察できる施設の開設、保存など、二度とこのような悲劇が起きて欲しくないという島原市の行政・住民の思いがひしひしと伝わってきました。
 特に、道の駅「みずなし本陣ふかえ」内の、土石流被災家屋保存公園にある屋根まで埋もれた『被災家屋』は、火山活動の土石流が本当に凄いということが一目瞭然に分かります。このような被災地を見ると、被災地の方々には悪いとは感じながらも、福岡県には活火山がなくて良かったなとつくづく思いました。
 さて、今回の交流会は、初めての宿泊研修と福岡販売市協会会員の親睦を兼ねて行われましたが、2日間という長い時間の中で、じっくり話ができたことと、研修とは言え仕事を離れた交流は、会員同士の親密が今まで以上に盛り上がったものと思われます。またの機会の宿泊研修を楽しみにしたいと思います。最後に、わがままな会員を出発から帰宅まで無事故で、世話していただいた関係者の方々に厚く感謝いたします。

 監事 濱村 昌男  〜 九州販売士交流会に参加して 〜 

 今回の九州販売士交流会は、2月16日(土曜)に島原市で開催されました。
 当日、来賓として日本商工会議所の事業部長である小野明氏(日本販売士協会・専務理事)の出席、開催地の島原販売士協会会長ほか、長崎販売士協会会長、福岡販売士協会会長を始め、各販売士協会の会員や島原商工会議所の職員を含め、総員40名の参加で大いに盛り上がりました。
 講演会では「九州の地震と火山」と題して、清水洋氏(九州大学地震火山観測研究センター長)が、「雲仙・普賢岳の噴火災害や福岡市西方沖地震の発生」の仕組みや、長崎県と福岡両県で今後想定される地震など私達の身近なテーマや、昨年11月に島原市で開催された「火山都市国際会議」の報告などを詳しく聞かせて頂きましたが、地震発生の「予知」の難しさを改めて認識しました。
 私の住んでいる福岡市内にも「警固断層」があり、何時地震が発生するか予知出来ない状態での生活ですが、聞くところによりますと、マグマの発生源は7000年から8000年前のものだそうです。  ついでに、日本列島では地震の起こる心配の無い都道府県は存在しないそうですが、沖縄県大東島地方は気象庁の記録を見る限り震度3以上の地震を一度も観測していないそうです。なお、地震を感じることがかなり少ない県は、「富山県」「佐賀県」「山口県」ですが、最近は近郊で起きた大地震による強い揺れを観測しています。と云った内容のお話しが約1時間半程ありました。
 懇親会では、地元島原の特産品を中心とした料理やお酒の歓待を受けました。その席で久しぶりにお会いした方々との会話の中で、どちらからともなく販売士協会の活性化が話題となり、販売士資格取得者に対して協会への加入促進策や、販売士資格取得者の実践的なフォローアップについて等の意見交換をし、大変有意義な交流の一時を過ごすことが出来ました。
 今回の交流会の準備から開催・終了までの間、島原販売士協会、長崎販売士協会の皆様には大変御苦労をお掛けしましたことに対して、心から謝辞を述べさせていただきます。誌面を借りて厚くお礼を申し上げます。
 最後に、交流会への出発から帰着まで、お1人でマイクロバスを運転され無事に安全走行をしていただきました事務局長の泉さん、何かとお世話をいただきました渡邊さんに心からお礼を申し上げます。

                 
 坂上 好美  〜 九州販売士交流会に参加して 〜 

 第5回「九州販売士交流会」が、平成20年2月16日(土)、島原商工会議所に於いて開催されたので参加させてもらった。今回は、島原販売士協会が幹事で、長崎販売士協会、島原販売士協会、福岡販売士協会の九州販売士協会会員の参集で開催された。又来賓として日本販売士協会専務理事小野明氏にも参加いただいた。
 特に島原販売士協会の林会長はじめ会員の方々の温かい歓迎に感謝申し上げたいと思います。各地区の会長さんの挨拶で印象的だったのは「九州7県」ありながら「販売士協会」の設立がない県が5県もあることでした。販売士の受験者や資格取得者が少ないのか、世話役がいないのか分かりませんが非常に寂しいかぎりです。そのため、「九州販売士協会交流会」も2年に1回開催を提案されました。是非各県には最低1協会は設立され活発化されんことを願うばかりです。我々販売士協会の会員も協力しあって魅力ある販売士の地位向上に努力する必要があることを感じた次第です。
 九州大学地震火山観測研究センター清水センター長の「九州の地震と火山」の特別講演会は、「雲仙・普賢岳噴火災害」の火山・火砕流による災害の凄さをまざまざと見せられ、自然災害の恐ろしさを実感しました。又「福岡県西方沖地震」の解説では、「玄海島〜志賀島〜警固断層(福岡市内)プレートは今後も活発化し地震発生の確率も高い」との指摘は人ごとではなく心配しております。ただ対策といっても何も出来ないのが残念です。
 最後になりましたが、栗川会長はじめ幹事の皆様のご協力で有意義な2日間を過ごさせていただきました。感謝申し上げます。今後も色々な企画を期待しております。

 理事 中村 純治  〜 わいわいがやがやバス旅行 〜 

 仲間とわいわいがやがや言いながらバス旅行・・・
老人会の旅行?いやいや心は青年の福岡販売士協会のご一行です。
バスの中で潤滑油を飲んで、頭の回転を良くして、セミナーに備えます。
貧乏一行の運転手は我らのアイドル・・・泉事務局長
足は痛いし、腰はガタガタ、でも皆の命を預かって一生懸命運転・・ごくろうさん!
セミナーは「九州の地震と火山」・・自然の驚異を勉強させられました。
交流会は輪投げ大会も企画され、歓迎一色、心遣い痛み入ります。
夜は地元のお酒を一杯、島原の活性化に貢献しました。
次の日は「島原城」見学、歴史の一駒、垣間見ました。
「雲仙岳災害記念館」で災害の大きさに驚愕・・・合掌!
帰りのバスの中でウトウト、「この企画とても、とても有意義でした。」
栗川会長、泉事務局長、渡辺幹事はじめ企画されたかたがたに感謝!

 福生 和彦  〜 第五回九州販売士交流会に参加して 〜 

2月16日島原商工会議所にて開催の交流会には福岡18名、島原12名、長崎7名、計37名が参加した。久しぶりの交流会参加となったが、以下の2つの点が気になった。
 先ずは参加者の年齢構成である。福岡は平均年齢60代の俗に云う リタイヤー組。それに比べ島原、長崎は30代から40代の現役組。従って交流懇親会でも、世代の違いがあってのことか、福岡の会員と島原、長崎の会員間の交流は一部の役員の方はとも角、殆ど見受けられなかった。次を担う若手会員の地区間交流を活発にする為にも、我々福岡も若手会員、2級、3級販売士を積極的に当協会に勧誘すべく一層の努力が必要と痛感させられた。
 次に、九州で販売士協会を結成しているのは、福岡、島原、長崎の3地区のみで、これで九州販売士交流会と名乗るのはおこがましいと云うか、何か寂しい感を免れない。九州には7県あり、山口、沖縄を入れれば9県9地区あるわけで、長崎のように市別にすればその数は多数に上ると思われる。当面は少なくとも県単位で、現在未組織の佐賀、熊本、大分、宮崎、鹿児島の5県の、各地商工会議所等関係先に働き掛け、時間を掛けても各地区に販売士協会を立ち上げる要ありと思われる。この為にも、九州経済圏のリーダーたる福岡県、即ち我協会が積極的に音頭をとり、日本販売士協会や各地区関係先に働き掛けて組織化を図る要ありと思われた。
 最後になりましたが、泉事務局長の運転のマイクロバスでの二日間の島原半島の旅は思い出深いものとなりました。幹事の皆様本当にご苦労様でした。

 三崎 健  〜 「島原大変」にみる自然の驚異と人知 〜 

 2月16日10時、久方ぶりの一泊二日の団体旅行気分で、予てから訪れたかった島原の地で行われる「第五回九州販売士交流会」に参加の機会を得た。
 会場は島原商工会議所。代表の方々の挨拶の後、4時30分から「九州の地震と火山」と題し、この分野での第一人者である、九州大学の清水洋教授の講演を聴く。そのメカニズムや特徴、起こる災害や将来の予測など広く深い内容で、二度にわたる「島原大変」の地での有意義な講演であった。翌日は修学旅行気分の市内観光。島原城をはじめ歴史の佇まいを強く残す町並みが印象に残る。
 1990年(平成2年)雲仙普賢岳が約200年ぶりに噴火し、平成7年まで続く。なかでも平成3年6月3日の大火砕流により、43人もの命が奪われた惨事は記憶に新しい。博物館や生々しい保存現場でその惨状を眼の辺りにし、200年前突如出現した「白土湖」や今回の大噴火による「平成新山」と溶岩ドームの山頂を知る。その巨大な自然の力に立ちつくすしかない。7年余に及ぶ「火山」とのたたかいと、信じられないほどの、「時間と規模」で見事に復興を成し遂げ、後世にその情報と教訓を伝える人々の偉大さに、心からの感動と共感を覚える。
 今回は駆け足の見学であったが、また何時の日かじっくりと島原に会いに行きたい。

 森山 正夫  〜 島原1泊研修旅行を終えて 〜 

 2月16日から17日(土、日)を利用して第5回「九州販売士交流会」が、島原の商工会議所を会場として行われました。さて、私にも一泊旅行は久し振りのことであり、新年会以来他の販売士の皆さんに会えることや、旅行についての期待などで前日から興奮してなかなかすぐには寝付かれませんでした。それでも翌日は時間どおり目覚め9時過ぎには博多駅筑紫口に着きました。集合場所の日産レンタカーの営業所はどこなのか探していると2,3分で目の前にビルが見つかり石原副会長にお会いしました。その後三々五々皆さん集まりいよいよ出発しました。昼食は眺めの良い大村公園で長崎ちゃんぽんを頂きました。日頃リンガーハットで食べているちゃんぽんに比べるとかなり薄味でスープも透明感がありましたが、なかなかの美味でした。店外でコーヒーの試飲販売をしており頂きました。なんでも原木は南米から取寄せているが栽培は近郊の農場でしており地名を取って(須古コーヒー)というそうです。日本国内で栽培したコーヒーの豆等初耳でしたので、いささか驚きました。再度車上の人となり目的地の島原商工会議所に2時少し前に到着しました。冒頭、主催者の林島原販売士協会会長の御挨拶があり、引続き日本販売士協会の小野専務理事、栗川福岡販売士協会会長、富永長崎販売士協会会長のお話がありました。販売士協会の中央での取組みの件や各協会で各々結束を深め更に販売士の地位向上に邁進しようというのがお話の趣旨のようでありました。
 その後九州大学地震科学観測研究センター長(島原)の清水先生の講演がありました。九州の地震と火山という日頃なかなか耳にすることの出来ない貴重なお話と昨年11月に行われた火山都市国際会議の様子を映像を交えて丁寧に説明されました。
 講演終了後、引続き懇親会と進み和気あいあいの雰囲気となり最後は輪投げゲームの余興で盛会のうちに交流会は終了しました。島原販売士協会の皆様厚く御礼申し上げます。その後私達は一旦宿舎へ戻り荷物を置き、渡辺さんの紹介で島原城のすぐ近くの郷土料理の店「姫松屋本店」へ徒歩で向かいました。この店のお勧めは島原名物の一つ「具雑煮」です。カツオダシが利いた汁に丸餅と白菜、蒲鉾、シイタケ、焼きアナゴ、鶏肉などの具がふんだんに入っており上品な中にもしっかりした味付けでとてもおいしかったです。その昔島原の乱で天草四郎配下の一揆軍の非常食として用いられたことが起源とされているそうです。翌日は最初に島原城の観光をし、その後ガマダスドームで被災した家屋を見学し地震噴火の強烈な爪痕を思い知らされ改めて大自然の脅威を感じました。5時過ぎには全員無事で出発点の日産レンタカー前に到着しました。皆さんどうも御世話になりました。なかでも往復マイクロバスの運転をされた泉さん大変お疲れ様でした。改めて御礼申し上げます。お陰様で良い思い出がまた一つ出来ました。

 山路 博之  〜 九州販売士交流会の感想 〜 

 2月16日/17日の販売士九州交流会の企画及び運営にご尽力頂いた方々に、まずご苦労様と申し上げます。特に、泉理事の献身的なご奉仕には感謝にたえません。
 今回のハイライトは島原という土地にぴったりの、九州大学地震火山観測研究センター長の清水先生による講演「九州の地震と火山」と、普賢岳/平成新山がらみの観光でした。
1:清水先生の講演
 特に、興味と関心をもたざるをえなかったのは、「福岡県で今後想定される地震」でした。我々が住む福岡には志賀の島から大宰府まで50KMに及ぶ「警固断層」が存在し、エネルギー的には満期の状態にあり、発生確率も向こう30年間で数パーセントと非常に高い確率で地震発生の可能性があるということです。警固断層の延長上にある玄界灘で、既に福岡県西方沖地震がM7という規模で2005年3月20日に起きており、もし警固断層で地震が起これば規模はかなりでかいことが予想されています。
 我々が期待したい事は、清水先生を始めとする九大地震火山研究センターで研究成果をあげて、地震発生予知の精度を高めていただき、我々の生命財産の被害を最小限にとどめることしかありません。その為に、我々は常に地震研から発信される情報に関心を持ちつづけたいと思います。
2:雲仙・普賢岳
 1991年6月3日の雲仙・普賢岳が噴火した日から17年たちましたが、私はその日の鮮烈な火砕流の様子を鮮明におぼえています。その大災害が発生した噴火の地、島原で当時の噴火や火砕流の映像、被災物、火砕流や土石流の現場を見てその凄さに驚くと共に、島原の方々の大変さが理解できました。更に地球は生きものであり、自然の脅威がいつでも今後おこりうることを実感しました。
3:我々福岡販売士会員ができることは何か?
 この島原の地の置かれた状況を見てまわりながら、我々販売士は何が出来るのだろうかと考えました。普賢岳の噴火は終息宣言されていますが、将来いつまた噴火するかわかりません。もし、その時は出来る限りの援助をしたいと思いますが、現実の世界で何ができるのか?それは、この島原が発展し、住んでいる人達がさらに幸福になることだと思います。その為には、何をしなければいけないか、観光客を増やす方策の検討、観光客が満足する買い物に対する接客態度の向上など、様々なことを島原販売士の人達と会話をし、アドバイスしていき、実践することが必要だと思います。今回の交流会を一過性なものに終わらせたくないものです。

 理事 渡辺 芳雄  〜 第5回九州販売士交流会に参加して(所感) 〜 

 まず主催された島原販売士協会の林会長はじめメンバーの方々に対し、温かいおもてなしを受けたことに心から感謝申し上げます。
 次に交流会とその翌日(2/17)の島原観光を含めて、私なりに印象に残ったことを簡単に記してみます。
 〇 昨年11月に日本で初めて開催された「火山都市国際会議・島原大会」では、地元の方達が総力を上げて、創意工夫し協力し合った結果、世界への情報発信のみならず、おもてなし(HOSPITALITY)の面でも大成功裏に終わったという清水センター長のお話
 〇 懇親会終了後、城下の「姫松屋」で13種の具の入った島原独特の雑煮「具雑煮」と酒少々だけで盛り上がった二次会のこと
 〇 翌日、島原城天守閣のキリシタン資料で「島原の乱」の歴史的位置付けを再確認できたこと
 〇 同城記念館で、北村西望の代表作約60点に及ぶ彫塑芸術をまじかに見られたこと
 〇 被災家屋保存公園では何とも重苦しい光景に出会ったこと
 〇 水無川では幾重にもなるコンクリートの大規模な導流堤を見たが、平成新山の前では小さく見えたこと
 〇 中型マイクロバスを往復300Km超にわたり一人で運転された66歳の泉事務局長の責任感と奮闘振りに脱帽!であったこと
よい思い出となる交流会の旅でした。皆さんお疲れ様でした。以上


〜 新年初の集い“新春懇談会”を開催 〜
副会長
石原 義曠
日 時 平成20年1月19日(土)14:00〜17:00
場 所 福岡商工会議所
参加者 27名

 今年で平成も20年。気持ちも新たに発足7年目を迎えた当協会恒例の新春懇談会が1月19日(土)の午後、福岡商工会議所内で開催されました。
 当日は、幸い前夜の冷たい冬の雨もすっかり上がって、新春の陽光も清々しい天候のもと27名の会員が集い、お互い元気に新年を迎えられたことを祝しての挨拶を交わし今年1年のスタートに当たっての抱負などを語り合いました。
 会は、午後2時ちょうどに泉事務局長の司会で始まり、はじめに挨拶に立った栗川会長から心和む口調で19年度事業のこれまでの状況報告と併せて旧年中の会員各位のご協力と各委員会役員の尽力に対し感謝の意が述べられ、特に次のような紹介とお願いが付け加えられました。
 まず委員会活動に関して、初の試みとして企画した「1級販売士受験通信講座」を極めて上質な内容で、しかも解答への添削指導も行うなど受講生の立場になって講座を完遂させてくれた“研修委員会”の道津・中村正副委員長、最先端の流通センターや米国式ショッピングセンター・自動車工場などの「流通施設等見学会」を春と秋の2回に亘り企画実施して参加者から絶賛され、日本販売士協会の会報にも紹介された“企画委員会”の渡辺・岡野正副委員長、当会の「会報発行とホームページの運営」を地道にしっかりと進めてくれている“広報委員会”の谷川委員長と廣瀬・中野両副委員長、更に“総務委員会”においては本年度から泉委員長が事務局長を兼務してくれており、陰では苦労の多い会計面や雑事を一手に引受け支えてくれている長沼副委員長などの尽力に対して、ねぎらいを込めての紹介がありました。
 また4月からの新年度においては、役員の改選期に当たることから力を貸そうと言ってくれる方があれば、是非立候補を申し出ていただきたいとのお願いがなされた後、懇談に入りました。
 懇談の場の始まりは、濱村監事がにこやかに「今年も大いに活動しましょう!」との乾杯の発声とともに幕が開け、お酒もすすむなか話題もお互いの趣味・嗜好から仕事や協会活動についての議論、更には今年にかける抱負など多方面に亘っての話が、会場のあちこちで交わされていました。
 また、歓談の半ばでは立食式から着席式に移行して参加者全員からの5分間スピーチが行われ、それぞれに「古希を迎えてのシルクロード巡りの話であるとか、公民館巡りを継続中とか、安来節を練習中であったりとか、九大院留学生への日本語ボランティアを続けているとの話などにはじまり、ビジネス本・会計本の話、小説を読破している話、リスクマネジメントの話、タバコ販売機の話、60歳で1級販売士に合格した話、納税組合の話、日本経済の話、転職を繰り返してきた話、尊敬する年老いた父親の話、猫好きの話、数字を絡めた高級ホテルと福岡タワーの話、それに何故自分はこの色が好きであるかとか、今年は頑張れを禁句に地道にボチボチと」などなど、多岐に亘って次々に明るく、ざっくばらんに語ってくれるのを聴かせて貰っているだけで気持ちが満たされる思いがしましたし、皆さんそれぞれが過去から未来へと希望を繋いでおられる魅力ある姿に惹かれ、また一段と親しみを感じさせて貰ったひと時でもありました。  今年もこうして活気ある雰囲気のなかで、最後の余興である「ビンゴゲーム」にいたるまで楽しく和気あいあいとした新年の集いができたことに感謝をしつつ、副会長として筆者が中締めの挨拶と音頭をとらせて頂き、当協会の一層の発展とお互いの益々の飛躍を祈念して博多手一本で締め、夕方5時半散会となりました。


〜 今年1年を振り返って 〜
会長
 栗川 久明
 平成19年度の全体会合は、年次総会、春季流通施設等見学会、夏季研修会、夏の納涼ビアパーティ、秋季流通施設等見学会、新春懇談会、島原での九州販売士交流会等参加者が多く、たいへん盛り上がりました。
昨年の特筆すべき事項を6点あげてみます。
 第1点目は1級販売士通信講座です。残念ながら受講者が仕事で忙しく最後まで解答された方はわずかでしたが、中村研修副委員長の献身的な努力で内容の充実した通信講座になったと思います。
 第2点目は春季・秋季流通施設等見学会の充実です。渡辺企画委員長と岡野副委員長のお世話でこれまでにない新しい試みの見学会を実施でき、参加者から多くの感謝の言葉をいただきました。
 第3点目は泉事務局長が全体会合の参加者、会報の寄稿者集めを熱心に取り組んでいただいたお陰で全体会合を盛会にでき、また会報も充実した内容にできました。
 第4点目は廣瀬広報副委員長と中野広報副委員長の努力により、定期的な会報発行とホームページへの情報掲載が確実に実施され、当協会の情報発信が充分に出来たということです。
第5点目は当協会の健全会計を今年も続けることができました。もちろんこれは役員・会員皆さんのご協力のおかげですが、とりわけ経理をしっかりとやっていただいている長沼総務副委員長に日常ご努力をいただいたおかげです。
 第6点目は島原での九州販売士交流会に、当協会からは18名という多人数で参加できたことです。泉事務局長の運転で島原市の観光もかねた2日間のバス旅行でした。
 以上。今年のトピックスをいくつかあげてみました。
 当協会全体の活動が活発に行われており、全国でも最も活性化された販売協会の一つと自慢できると思います。
 さて、新年度の全体会合は、4月19日土曜日の年次総会がスタートです。


〜 投稿記事 〜 ◇役員&会員◇

閑話『温故知新なる教訓』

副会長 一級販売士
石原 義曠

 時代は、平成(平らかになる)の世も20年を迎えるのに、年初から政治経済が混迷の度を深め旧年にも増して強い閉塞感が漂ってきたような気がします。確か、この平成と言う元号の由来は“史記”の「内外平成」と“書経”の「地平天成」から引用したとされる「内外、天地ともに平和が実現される意味」であった筈なのですが、一向にそんな気配は感じられず先行きへの希望とか期待すら抱き難いように思えます。
 そんななか、今、過ぎ去った昭和の時代を懐かしむ人たちが多いと言われます。映画ひとつとっても「ALWAYS三丁目の夕日」や「母べえ」といった昭和の社会や家庭生活を描いたものがヒットしていますし、北九州市立美術館では、昭和30年代を中心に茶の間や街並みなどを再現した「近くて懐かしい昭和展」が人気を呼び話題になったようです。
 私が生まれた昭和16年頃はちょうど日本が戦争へと突入し敗戦へと向かった重苦しく混沌とした時代であったと思いますが、その後の昭和は素晴らしかったと思います。荒廃した戦後の混乱からいち早く立ち直って平和を取り戻し、世界も驚く程の復興と成長を果たした“あのパワー溢れる昭和の時代”に生れ育った者として、その社会活動や企業生活を通して学んだことの全てが、今もそのまま自分のなかに蓄積されているように思います。
 よく、過去の知識や経験則などは通用しない時代になったと言われますが本当にそうでしょうか。改革の時代と言われるが故に欠かしてはならない大切なものまでもが継承されず切り捨てられてきたために問題を起こしているものが実に多くあるように思います。偽装や事故が絶えない企業社会とか硬直化による不可解な問題が続発している行政などに見られるような良心までもを忘れ去ったような現象は正にその典型だと思われます。
 でも、こんな世の中の流れを「もしかしたら変えてくれる火種になるかも!」と思いたくなるような記事を新聞の片隅に見つけました。それは小さな出来事かも知れませんが、最近“ビジネス本とか会計本”がベストセラーとなって若いビジネスマン向けに売れに売れているという記事でしたが、買っているのは主に95〜05年の就職氷河期に社会に出たロストゼネレーション世代(失われた世代)が中心で通勤時や仕事の合間に手にして勉強しているそうです。
 彼らは、やっとの思いで就職できた会社もリストラなどに力を入れていて、かつての時代のように上司や先輩社員の指導を受けながらじっくり仕事を覚えられるような状況にないために、自ら学び自立しなければとの危機感がそうした行動に走らせているようで、俗に言う指示待族とは違い頼もしく思います。企業に頼れないとすれば広く世の先人達の心やノウハウ・知恵を学べる書物とか企業の裏側までも読み取ることのできる会計本などに関心を寄せるのはしごく自然なことで、やはり“温故知新”なる教訓は、何時の時代になっても困難な時ほど大切にされ生き続けてていくものだとの思いを強くしました。


モバイルマーケティング
一級販売士
高柳 和浩

 私はメール配信機能付きの携帯ホームページを昨年の12月に作成しました。現在はこれを活用して、定期的に経営に役立つ情報の配信を行っています。2カ月半たった現在、なんとメルマガ会員が280名。自分でもびっくりするほどの勢いで増えています。最近こんなことがありました。私のメルマガ会員さんでPCのメルマガ会員が約8,000名いるという方から私のメルマガを是非紹介したいという依頼がきました。断る理由もないので、是非にとお願いしました。
 それまで携帯で500名強のメルマガ会員をもたれている方から紹介されて、1時間以内に50〜100名近くの方が私のメルマガ会員に登録してもらえた実績がありました。PCの場合は、と期待していましたが、結局登録者数はほとんどいませんでした。この事実に驚嘆しながら、益々携帯のメール配信の反応率の凄さを実感しました。
 モバイル販促ツールは様々な業種で活躍しています。例えば、飲食店、小売店、サービス業、旅館業など、私たち販売士がかかわる業種はすべてといっても過言ではないでしょう。ポイントはメルマガ会員を集めることです。いつもお店にきていただいているお客様に、いますぐ届けたいお得な情報をタイムリーに発信することにより、お得感を与えることができます。それにより、来店率をあげることができます。月に1回しか来ないお客様が2回くるようになったらどうでしょうか?また、携帯ホームページを持つことにより、既存のお客様が別のお客様にお店のホームページを紹介する、すなわち既存のお客様を営業マンにしてしまうことも可能なのです。勿論、プロモーションだけに力を入れれば売上が上がるわけではありません。しかし、プロモーションが弱いために集客ができていないお店も数多く存在するということも事実なのです。
 携帯販促ツールの選び方も重要です。ポイントは(1)サーバーの安全性、(2)ホームページのページ数に制限がなく、汎用性に優れ、作成や更新が簡単にできること、(3)ホームページの制作のフォロー体制がしっかりしていること、(4)利用料金が低価格、(5)機能の充実などです。
 最も重要なのはサーバーの安全性です。サーバーが弱ければ、いま届けたい情報が、数時間後に届くということがおこります。またセキュリティの安全性も不安です。また価格についてはピンキリありますが、機能などとの見極めが重要になります。ちなみに私が利用しているものは、サーバー管理は世界でもトップクラスの信用がおける企業に預けられており、月間の利用料金が数千円、かなり機能も充実しています。
 モバイル販促ツールは低コスト・スピード・顧客とお店の距離の近さがキーワードであり、小さなお店ほど有利な販促ツールといえると思います。私は最近、もしもメルマガ会員が1000名近く集まったら、クライアントの新製品のアンケート調査などに活用したい、と考えています。自分のメルマガを読んでいただいている読者に対して、意見を聞くわけですから、有効的な意見がすぐにたくさん集まってくるのではないかと思っています。そしてこれは自分のビジネスにとって強力な武器になるのではないかと感じています。本当に良いツールに巡り合えたと感謝しています。


現在の食生活に思う
事務局長
食生活アドバイザー
 泉  亨

 最近テレビの料理番組を見ると、芸能人だかゲーノー人だか知りませんが、料理、あるいは野菜や果物、お肉等を口に入れては、あまーい ! あまーいですね ! やわらかーい ! と異口同音に旨いのか不味いのか判断しかねるような顔をして叫んでいる姿をよく見ます。食事ってやわらかければそれで良いのですか?甘ければそれで良いの?と小生は思います。
 昔から食の基本は良く噛む事と云われています。噛む事で唾液が出て消化を助け、活性酸素の影響を緩和します。体外から侵入してくる(食材とともに)細菌類の消滅にも効力を発揮します。また、良く噛むことで脳の中枢神経を刺激して満腹感を覚えさせ、過食防止にも役立っています。食は只々柔らかければ良いと云うものではありません。肥満の原因は色々とありますが、よく噛まずに飲み込むような食べ方をする人に肥満体が多いのは事実です。歯ごたえの良さも食味の一つとして考えましょう。高齢者や歯に何らかの問題があって、柔らかい物しか食べられない人は別としてあまりにも柔らかさを追及するのは考えものだと思います。
 また、最近はサプリメント愛好者が増加して来ていますね。1日に5種類も6種類ものサプリメントを摂っている人も見かけられます。体に必要な栄養素の摂取は本来食事から得るものです。
 病弱な人、未病者、虚弱体質の人、食事からだけでは必要な栄養素の摂取が無理な人等は、必要な栄養素を必要なだけサプリメントから摂ることは大切なことでしょう。健康な人は出来るだけ自然体で食生活をするのが基本的な食の姿勢です。
 サプリメントは”お薬”ではなく”栄養補助食品”です。補助を必要とする前に、まず考えるべきなのは薬膳でしょう。と云っても漢方など難しいことを考えるのではなく、毎日の食材の取り合わせと体調を考えて適切な食事をすることが薬膳であって、人の体は不足した栄養素を求めるように出来ています。食べたいと思った時に食べたいと思った物を食べることが理にかなった食事法です。過食症や逆に拒食症など通常ではない体調の場合は別ですけど。
 サプリメント業界や食材メーカーあるいは食品業界の宣伝文句に踊らされている消費者の如何に多いことか。ホウレン草の約20倍の成分が含まれています。人参の10倍の成分が含まれて居ます、レモンの何と50倍ですと云った宣伝文句にすっかり載せられて、つい買ってしまうそんな人はいませんか?何とも馬鹿馬鹿しい話ですね。20倍摂ったらどうなるの?19倍摂ったらどうなるのでしょう?余分なものは体内に吸収されずに体外へ排出されるだけだとしたら、まったくお金の無駄遣いですね。ビタミンC等のように効力の消滅が早いものは、まとめて飲んでもあまり効果は期待出来ません。何事も程ほどにと云った気持ちが大切です。
 知識の上滑りとでも云いましょうか、水は1日2.5リットル必要だと云えば、通常の食事から得られる水分の量は全く無視してペットボトルの水をがぶ飲みする人を見かけます。噴飯物と云えば怒られますか?ましてや高いミネラルウォーターをわざわざ買って飲む人はお金が有り余っているのかな?それとも無駄遣いがしたいのかな?と思ってしまいます。日本の水道水は市販のミネラル・ウォーターよりよっぽど安全なのを知らないのでしょうね。飲んだり、食ったりは日常生活で最も大切な行為です。
利口な消費者になりましょう。


気になるKEYWORD

消費生活アドバイザー 一級販売士
廣瀬紀子

 最近気になっている言葉について調べてみました。よろしかったら・・・ご一読くださいませ。
■フードマイレージ(food mileage)
「食料の(=food)輸送距離(=mileage)という意味。重量×距離(たとえばトン・キロメートル)であらわす。食品の生産地と消費地が近ければフードマイレージは小さくなり、遠くから食料を運んでくると大きくなる。1994年にイギリスの消費者運動家のティム・ラング氏が提唱した概念。フードマイルとも。日本では、農林水産省農林水産政策研究所によって2001年に導入された。
 基本的には「食料品は地産地消(生産地と消費地が近いこと)が望ましい」という考え方に基づく。生産地と消費地が遠くなると輸送にかかわるエネルギーがより多く必要になり、地球環境に大きな負荷をかける事になるほか、生産地と消費地が異なる国で発展途上国と先進国という組み合わせだった場合には特に顕著だが、生産地が消費地からの大きな経済的圧迫を受けるといった問題も指摘されている。フードマイレージの数値が大きければ大きいほど、その消費地は食料に関して贅を尽くしているとされる。
農林水産省の2001年の試算によると、日本は総量もダントツ、国民一人当たりも一位。
*もちろん飛行機のマイレージと違って少ない方がベスト。食料自給率と併せて今の私達には大問題。食事の度にフードマイレージはどのくらい?って考えてみようと思う今日この頃です。



事務局便り

事務局長
 泉  亨

(1)
 第五回九州販売士交流会が2月16日に、長崎県島原市の商工会議所において開催されました。講演は、九州大学大学院理学研究院付属地震火山観測研究センターのセンター長・清水 洋教授でした。その後の懇親会は、約1時間半の予定で商工会議所の3F大ホールで行われました。次回(第六回)は平成21年の10月、もしくは11月に福岡で開催予定です。
(2)
 4月19日に福岡販売士協会の総会が開催される予定です。3月には各会員の皆様に正式にご案内を致します。スケジュール多忙な方は出来れば早めに調整されて、是非ご参加されますようお願い致します。
(3)
 協会の行・催事に関する会員の皆様のご意見、ご要望をお聞かせ下さい。ご連絡はメールもしくはファックスで結構です。
  メールアドレス it1231@krb.biglobe.ne.jp
ファックス 092-531-0658 宛先 事務局 泉
(4)
 会員の方から、山歩きを楽しむ会(仮称 山楽会)の提案がありました。自然に親しみ、体を鍛え、下山後は温泉に浸かって日頃の疲れや憂さを洗い流す会として企画したいと思っています。連絡先は上記と同じです。なお、費用は毎回参加者による割り勘を考えています。
(5)
 会員の皆様からの投稿をお待ちしています。今までの会報を見ていただければお分かりのとおり、テーマは自由です。身近な問題、好きな言葉、現在取り組んでいる仕事のお話、趣味の世界等、できるだけ多くの会員の方の発表の場にしたいと考えていますのでよろしくお願い致します。